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空手の起源(発祥)が韓国って本当ですか?沖縄ではないの?

 2017/06/16 空手のトリビア  

空手の起源(発祥)を韓国だと思っている人が多いようですが、空手の起源(発祥)は沖縄(琉球王国)です

空手の起源(発祥)を韓国だと思う人がいるのは、極真会館を設立した大山 倍達(おおやま ますたつ)が韓国系日本人であったことが理由のようです。

ここでは、空手の起源(発祥)と、日本全国へ発展していった過程をまとめました。

空手発祥の地

空手発祥の地は沖縄です。

今から590年近く前に、琉球王国が興りました。日本では足利将軍の室町時代です。

その琉球王国に中国拳法が伝わります。

伝えられた中国拳法は、琉球化して独自の「手(てぃー)」と呼ばれる武術に変化します。

手(てぃー)を学んだ人がどれくらいいたのかは不明ですが、1800年代の終わりから1900年代のはじめにかけて(日本では明治時代)に琉球の各地で発展を遂げます。

手(てぃー)は、地域によって特色が出るようになり、地域名をつけて、大きく3つに分かれます。

  • 首里手(しゅりて)
  • 那覇手(なはて)
  • 泊手(とまりて)

この3つです。

首里手(しゅりて)が空手の起源

この3つの手(てぃー)のうち、現在の空手に最も大きな影響を与えているのが首里手(しゅりて)です。

首里手を確立した松村宗昆(まつむら そうこん)という人物は、中国に渡って、直接中国拳法の修行をしたり、薩摩に行って、士現流の技も身につけたようです。

さまざまな体験を元に首里手を確立します。

松村宗昆(まつむら そうこん)には何人かの弟子がいましたが、その中に糸洲安恒(いとす あんこう)、安里安恒(あさと  あんこう)という人物がいました。

糸洲安恒(いとす あんこう)の唐手

糸洲安恒(いとす あんこう)は松村に師事して、首里手の修行をしていました。

そんなとき、明治12年(1879年)、廃藩置県が断行され琉球王国(藩)が消滅して沖縄県が誕生します。

※本土の廃藩置県は1871年ですが、沖縄では1879年です。

廃藩置県によって、沖縄も本土の教育体系が組み込まれることになりました。

そのとき、沖縄の中学校の教育課程の中で「体育」の課程に取り入れられたのが「唐手」です。

唐手は、糸洲安恒(いとす あんこう)が首里手の型のうち7つ、独自に考案した型を7つをまとめて作り上げたものです。

中国拳法として伝わった手(てぃー)が、この段階で、中学校の教育唐手としてまとめられたのです。

こうして沖縄の中では体育の課程として唐手が広まっていきました。

しかし体育の課程としてまとめられた「唐手」が本土に伝えられたかどうかについての資料はありません。

現在、日本各地で発展している空手について考えると、教育科目というより、武術(競技)の意味合いが強いので、糸洲安恒(いとす あんこう)が創始した「唐手」は本土に伝わらなかったのではないかと思われます。

伝わっていても、広まらなかったということでしょう。

安里安恒(あさと あんこう)の弟子、船越 義珍(ふなこし ぎちん)

松村宗昆(まつむら そうこん)のもう一人の弟子、安里安恒(あさと あんこう)は18歳の頃、首里手の大家・松村宗棍に入門したと言われています。

同じ松村宗昆(まつむら そうこん)の弟子である糸洲安恒が屈強な身体で、力強い突きを得意としていたのに対し、安里安恒は身が軽く、スピードに秀でていたと言われています。

さて、この安里安恒(あさと あんこう)の弟子に船越 義珍(ふなこし ぎちん)という人物がいます。

現在の空手4大流派のひとつ、松濤館流の始祖と言われる人物です。

船越 義珍(ふなこし ぎちん)は、唐手の創始者、糸洲安恒(いとす あんこう)にも師事したという説があるのですが、事実はどうかわかりません。

なぜなら、船越義珍の「型」と糸洲安恒の「型」が違うからです。

船越義珍は、大正5年(1916年)京都武徳殿において唐手の演武を行います。

その後、大正11年には文部省主催の第一回体育展覧会で唐手を紹介した数年後には、慶応義塾大学や現在の東京大学に唐手部ができ、これがきっかけで唐手は全国に広がっていきます。

糸洲安恒(いとす あんこう)が創始した唐手と、船越義珍(ふなこし ぎちん)が本土に伝えた唐手は同じ首里手を起源としながらも、内容は全く異なるものだったのではないでしょうか。

糸洲が創始した「唐手」は教育が目的、一方の船越が本土に伝えた「唐手」は本来の武術としての唐手だったのではないかと思われます。

その後、沖縄で開かれた新聞社主催の唐手座談会の中で、当時の唐手会の重鎮たちにより、「唐手」から「空手」の名称に変えられたようです。

こうして、沖縄発祥の空手は、日本全国に広がるなかで、修行をした人によって、さまざまなオリジナル性が加えられ、さまざまな流派が生まれていくことになります。

まとめ

空手の起源(発祥)については、ごく簡単にまとめると、こんな感じではないかと思われます。

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